ヘアドネーションする髪の毛の条件について その③
中国には、髪の毛を専門に
扱っている企業があります。
ウィッグを製作するにも
太い髪の毛と
細い髪の毛を
混合することはしません
だいたい同じ太さのもの
だいたい同じ強度のもの
同じ長さのもの
に仕分けされ製作されます。
ウィッグも
頭頂部の髪の毛
襟足の髪の毛
もみあげの髪の毛
長さが異なりますよね。
という事は、ウィッグ全体を
長さの異なるたくさんの髪の毛で
製作していくこととなります。
そのため
ヘアドネーション頂ける方の
毛量
長さ
色
髪質
太さ
全て異なりまし
「何名の髪の毛でウィッグができます!」
とバシッと言い切るのは
ちょっと難しいということですが
イメージをお伝えしたいと思います。
例えば上の写真にある
ミディアムレングス
鎖骨につくかつかないかぐらいの
ノーカットのウィッグです。
工場への指示書には
『 40㎝の人毛を1:2の位置で結んで 』
と依頼してます。
ということは
40㎝(1:2 ≒ 13.3㎝:26.6㎝)
ぐらいのイメージで全部の髪の毛を結んで頂いている
レイヤーのウィッグです。
先ほどの人毛ウィッグの重量は『 151g 』
インナーネットは 『 8g 』
なので先ほどのウィッグには
『 143g 』の
人毛が植えられていることになります。
そして一般的な太さの40cmとして
ヘアドネーションいただいた髪の毛は
上の写真ぐらいのイメージなのですが。
ギリギリ40cmで髪の毛を括ると
毛先がバラバラで全体が40cmある訳ではないので
毛束のおおよそ10~20%が
40cmを超えていることとなります。
ということは
『 93g 』の毛束の中で
10~20%間を取って15%とした
『 13.9g 』が40cmある資材となります。
そのためウィッグ1台
『 143g 』の人毛を
ウイッグに植えるのには
143g÷13.9g≒10人
原毛処理を行うと
髪の毛も若干軽量化するのですが
おおよそ同じような髪質の方
10人分 あったとすると
ウィッグ1つが作られているという
ざっくりとした計算になります。
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