カラーチューブ リサイクル

美容業界の「ごみ」を、未来の資源へ。
全国の理美容室で日々使われているヘアカラー剤。使用後に残る「アルミチューブ」や「PPキャップ」は、これまで多くが廃棄されてきました。 私たちは、理美容業界から排出されるこれらの資源を回収し、リサイクル・アップサイクルにつなげる活動を行っています。 現在は ・アルミチューブの再資源化 ・PPキャップの再資源化、アップサイクル製品化 この2つのプロジェクトを中心に、美容業界から循環型社会を目指す取り組みを進めています。
現在の受付状況
アルミチューブ リサイクル
協力サロンがご参加いただける無料集荷システムを試験的にスタートいたしました。( 2026年9月~ )詳しくは、無料集荷・送付方法ページをご覧ください。
PPキャップ リサイクル
現在、多くのご支援をいただいておりますが、製作・保管体制調整のため、既存協力サロンさまのみ受付しております。 新規受付再開につきましては、準備が整い次第ご案内いたします。
なぜカラーチューブをリサイクルするのか
全国の理美容室やご家庭で使用されるヘアカラーチューブは、年間約2億4000万本生産されていると言われています。 アルミチューブ1本の重量は平均約10g。 単純計算でも、年間約2400tものアルミ資源が美容業界から排出されていることになります。 しかし現在、その多くはリサイクルされず、焼却・廃棄されています。 私たちは、美容業界に携わる立場として、「捨てる」だけではなく、「循環させる」ことを考える必要があるのではないか。そう考え、2015年よりこの活動を続けています。
カラーチューブリサイクルの歩み
この活動は、2014年近所のアルミのガラ屋さんに相談したのをきっかけに、コツコツと持ち込みリサイクルスタート。 2016年の熊本地震での復興支援活動をきっかけに、現地で使用済カラーチューブをリサイクルする取り組みをされている事業者さんを知り、美容師仲間とともに全国回収を模索しながら本格的に活動をスタート。 ヘアドネーション同様、ゴミとしては行政をまたぐことはできませんでしたが、資材という認識に変化し、その後、多くの理美容師さんや関係者の皆さまにご協力いただいて、年間 13t 以上を回収するまでに成長しました。 しかし、コロナ問題をきっかけに ・物流問題 ・残液処理 ・回収コスト ・リサイクル体制の維持 など、多くの課題も抱え一時休止状態になりましたが、現在は、長野県松本市のアルミ二次合金メーカー 株式会社カンノさんのご協力のもと、より安定したリサイクル体制の構築を進めることができています。
アルミチューブリサイクルについて
使用済みカラーチューブのアルミ部分は、高純度アルミ資源として再利用できる可能性があり、実際に成分分析を行ったところ、カラーチューブ由来アルミは約99.5%という高純度であることが確認できています。 一方で、・カラー剤残液 ・異物混入 ・物流コスト など、再資源化には多くの課題があるので、・回収ルールの整備 ・運送体制構築 ・全国回収フロー整備 を進めながら、持続可能な仕組みづくりを引き続き行っています。 詳しくは、無料集荷・送付方法ページ をご覧いただくか、無料集荷・送り方 PDF印刷 をご利用ください。

PPキャップ リサイクルプロジェクト
アルミ部分のリサイクルが進む一方、PP(ポリプロピレン)製キャップについては、長年リサイクル先が見つからない状況が続いていました。 そんな中、早稲田大学の学生環境NPO「環境ロドリゲス」の皆さんとの出会いをきっかけに、新しいアップサイクルプロジェクトがスタートしました。 このプロジェクトでは、使用済みキャップを回収し、・粉砕 ・溶解 ・射出成形 を行い、新たな製品へ再生しています。 現在は、アップサイクルコーム「COMEL」の製作などを行っています。
洗浄不要の新しいキャップ回収方法について
これまでPPキャップ回収では、サロン様に洗浄のご協力をお願いしていました。 しかし現在は、現場負担を減らすため、洗浄不要の新しい回収方法へ変更いたしました。
【 サステナブルキャップ 回収フロー 】
① 新しいカラー剤を開封する
② 新品キャップを「リサイクル用」として保管する
③ 使用済みチューブには、これまで使っていた汚れたキャップ【 サステナブル キャップ 】に付け替える
この方法により、洗浄作業が不要となり、水を使用せずに綺麗なキャップだけを回収できるようになりました。 また現在は、高齢者、障がい者施設との連携による作業支援や、粉砕加工との連携も進めています。

美容業界から、循環型社会へ
この活動は、単なるリサイクル活動ではありません。・美容業界 ・学生 ・福祉 ・地域企業 ・環境活動さまざまな人たちが関わりながら、「捨てられていたもの」を新たな価値へ変えていく取り組みです。 まだまだ小さな活動ではありますが、美容業界から未来へ向けた新しい循環の形を発信していければと思っています。 引き続き、 ・全国無料集荷システム ・アップサイクル商品の展開 ・福祉連携 ・美容室コミュニティ形成 などを通じて、美容業界から持続可能な循環型社会への発信を行っていきたいと考えています。 どうぞ今後ともご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

協力団体・協力企業
■ Precious Plastic Waseda(早稲田大学 学生環境NPO 環境ロドリゲス)
■ 株式会社カンノ