理美容師の任意団体であるRibinet(りびねっと)は、在宅訪問理美容の普及活動を推進し、また『 共通価値の創造と循環 』というテーマに基づき、事業活動地域での地域貢献や社会的課題の解決に注力しています。
『 スマイルプロジェクト 』は、理美容室で通常捨てられていたアイテムを再利用するアップサイクル活動です。 2015年から『 ヘアドネーション 』というプログラムを開始し、寄付いただいた30㎝以上の髪の毛を利用し、日本かつら協会の協力を得て『 ケアウィッグプロジェクト』として展開し、子どもたちに医療用ウイッグとしてプレゼントしています。
さらに、20~30㎝の短い毛髪に焦点を当て、2016年から漆刷毛職人の内海さんとコラボレーション『 漆刷毛ヘアドネーションプロジェクト 』を開始し、日本の伝統工芸である漆刷毛の資材として再利用し、Made in Japanの漆刷毛製作を支援しています。
2023年からは中国済南市の縫製・毛髪加工工場からもサポートを受け、資材として難しい毛髪も再利用し、男性用ウィッグの資材やその他の毛髪資材として活用しています。
2016年4月に発生した熊本震災の際、復興活動に参加し、その時地元の美容師さんがアルミリサイクル会社・事業を始めたこと知り、いままで業界で捨てられていたアルミ製カラーチューブのリサイクル活動を開始、髪の毛資材とともにリサイクルで拠出された費用を『スマイルプロジェクト 』の活動費用( 送料・関税費用 )や既製品ウィッグの購入などに充て、神奈川県川崎市で開催している「チャリティーカットイベント」との寄付金と合わせ、経済、社会、環境など、サステナビリティなエシカル活動に貢献しています。