最近ヘアドネーションについてご質問をよくいただきます。
そのため今回はヘアドネーションの方法・流れを
順を追ってご説明していきます。
まず、カットした毛髪は水にぬらすと
劣化が進んでしましますので
乾いた状態で括っていきます。
人毛がウイッグのパーツとして
一般に流通している長さが
12インチ(30.48㎝)からになります。
30-60-90cmと30㎝単位で計られます。
一束に括ってカットすると
断髪後の長さに誤差がかなり出てしまうので
極力細かくブロッキングして
なるべく長い毛髪を取れるように
カット後のスタイルに合わせて
括り位置を調整していきます。
括りづらいときは洗い流さないトリートメント
などをつけて括っていきます。
切り取った毛髪は、ウイッグ用の毛髪にするにあたり
初めに減耗処理という行程をふみます。
薬剤でキューティクルを調整して
矯正やカラーも行い
最後に表面にコーティング剤を塗布していきます。
損傷がかなり激しいもの(複数回のブリーチで弾力性のなくなったもの)
以外はほぼウイッグ用毛髪として流用できるんです。
そして括った髪の毛のカット終了。
それからシャンプーをしていきます。
ここからは普通にスタイルとしてカット。
調整していき仕上がりです。
今回の方は40㎝ぐらいご支援いただき
毛髪 『 102g 』 をヘアドネーション・恵贈いただきました。
現在、スマイルプロジェクト・ヘアドネーション総量合計
『 3480g 』 になりました。
スマイルプロジェクト( ヘアドネーション )
30㎝以上の髪の毛5000gを
ウイッグ工場に供給することにより
小児ガンや事故で髪の毛のトラブルをかかえている子どもに
小児用医療用ウイッグ1つ作ることができます!
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