ヘアドネーション【 髪の毛・人毛の加工について 】

髪の毛の加工はどのようにするの?

 

 

 

 

 

 

 

 

ウイッグを製作するのに

原料になる人毛( 髪の毛 )は

まず『 原毛の処理 』を行います。

原毛処理というのは

ウイッグに結ぶ髪の毛の

下地を作る作業になります。

 

 

健康で元気なハリのある髪の毛は

弾力があるので

髪の毛を輪状にして結ぶと

結び目が解けてしまいますよね。

 

 

そのため表面のキューティクルを

薬剤で溶解し均整させて

必要なものは染色( カラーリング )をし

最後にコーティング剤を表面に塗布します。

 

↓ 処理前の髪の毛( キューティクル )

 ※ 顕微鏡がしょぼくてすみません(-_-;)

 

 

 

 

 

 

↓ 処理後の髪の毛( キューティクル )

 

 

 

 

 

 

 

 

また、キューティクルは

瓦のようなうろこ状になっているので

結んだ際、右左の髪の毛で

キューティクルの向きとしては逆さになります。

DSC01172-02

 

 

 

 

 

 

 

そのため、全くキューティクル処理を行わず

コーティングのみで手縫い処理を施した場合

毛先に向かいキューティクルの

毛流れとしてはバラバラになってしまうので

コーティングが落ちてきた後は

ブラッシングなどで不都合が起こりやすくなるため

髪の毛屋さんが行う

表面の薬剤加工技術は大変重要になります。

 

 

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